ようやく現場へ ー40年前の場所

前回、3月14日にupしたこちらの記事➡︎40年前の場所

連日友達とpwしたり夜桜を見に行ったりしたあと、ヘロヘロになりながらようやく現場へ行ってきました。

場所の特定が出来ていたので真っ直ぐ目的地へ！事前に調べていた時には目印になるドライブインはすでに閉鎖して撤去されているという情報も目にしていたのだけれど、行ってみるとまだありました。

どーーん。

わぁ。廃墟マニアの人が訪れたりしてるみたいだけど、確かにこの朽ちた感じを見たら中も探検したくなるのかも笑　そしてこの日は何より物凄い強風。山の上で遮るものがなにもない。

この建物の背後が海側になるのだけど、とりあえずロープウェイがここにまっすぐきていたと信じて建物の右側へ移動。（イメージは建物の真ん中へ向かってロープウェイがきてた感じ）

強風に踏ん張りながら海の見える場所へ。

おおお！海見えたー！右側の小高い山は間違いない！が。

左側見えないじゃん…

この左側部分はどうやらドライブインのテラスみたいな感じに見える。

でも見ての通り壁があるので中には入れず。

が、調べたところここにロープウェイは発着していた。閉鎖後にコンクリートで固められているので見た目にはわからないけれど、建物内部には滑車とか制御盤などがまだ残っているらしい。

もしかしてあの写真はこの建物が建つ前だったのかな…？

いやいや、ロープウェイあったはずだしそしたらこの建物もあっただろう。（と勝手に憶測）写真手前に建物の影らしきものが写ってるしね。

もっと上からの撮影？いや、足元舗装されてない地面だしな…。

で、上ではないと思いつつも二階に行けるスロープがあったので行ってみる。

上がった正面にシンプルにドアがひとつ。

ギイイイイイイ

え。

簡単に開くんだ…

厨房だったと思われる。

右側にカウンターらしき棚。当時は食事を出してた窓口なのかな。

窓があったと思われる場所は見事に飛び散ってて強風が入り込む。

えーっと、休憩スペース？手前は下（一階）に降りる大きめの階段が。

そしてさらに上に行く狭目の階段もあった。

でも厨房スペースにあったので、一般用じゃなくて点検用なのか上に倉庫でもあったのかも。階段見ただけで「ひぃ」ってなったのでそっちは行ってませんw（もちろん撮ってもいない）

うん、廃墟。

ただ廃墟と言っても2008年までは廃止・再開を繰り返した経緯もあって放置されてからはそんなに長くない。建物は昭和43年からなので古いといえば古いけれど。

窓ガラスは道路に面した方は板で覆われてたけれど、反対の崖側（ロープウェイがあった方）は飛び散って粉々。建物の中には椅子やらテーブルやら食器類とか自転車、ネズミ用の罠とか比較的新しい無線機とかもあった。

半分くらい見て「違うの違うの、怖いの見に来たんじゃないの！」ってもうなんかドキドキしてきたので、逃げ出すように外へ出て今度は建物の左側へ移動。

相変わらず強風でビビりながら海の見える位置へ行ってみると

あっこれ！

左側の山の感じが若干違うけど、ほぼこの辺。

ただ厳密には子供の頃の私が立ってる位置やロープウェイの位置を考えると細かく突き詰めればこちら側ではなく、数メートル移動して建物の右側なんだけれどそちらはなんせ草木の茂りがすごくて普通に立つと海も山も何も見えない。なので海・山の形がわかるこの場所で特定。

当然というか残念ながら双眼鏡やポールの痕跡などは確認出来なかったけれど、その辺の景色はもちろん変わっているだろうと想定してたので…もう40年も前だしね。

ようやくたどり着いたー！

っと感慨深く思ったのだけど、この建物の前は何度も通ってる場所でまさかここだったとは…現在営業もしてないからわざわざ海側の景色眺めにきたりしないし、まったくわからなかった。

☆-ヽ(*´∀｀)八(´∀｀*)ノｲｴｰｲ

ここ！と判断した場所は狭かったのでちょっとずれて、その昔弟と写っていた場所で今度は息子と記念写真。

すっきりしたような嬉しいような切ないような感慨深い？

いろんな感情が入り混じりながら

でも来れてよかった。まだ見れる場所で、「有る」場所でよかった。

もしかしたら自然災害で行けなくなっていたり、開発なんかでまったく変わってしまって場所の特定すらできない、なんて事もありえたかも知れない。

すぐ協力してくれた友達や母親に報告して「よかったね！」って返事をもらい、「なんでイエーイ！なの？」と息子に言われ「ああ、そうだ何も説明しないで今日は拉致したんだった」っとようやく流れを説明する。すると「◯◯おじさん（私の弟）にも教えてあげなよ」って言われて連絡してみたけどそっちは返事がまだないw

弟には探し始めたところから逐一報告しておこう。

ってことで無事完結しました。

情報をくれた方、見守ってくれてた方々、本当にありがとうございました。

2019/3/30 撮影