2017/10/05撮影 |
漢字で書くと、鳥の「杜鵑(ホトトギス)」と区別するために
「杜鵑草」と書くようです。
また晩夏から長い期間花を咲かせるので、
花言葉は「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」などです。
日本に自生するホトトギスの仲間は10種ほど 。
この写真の杜鵑草はどうやら「タイワンホトトギス」みたい。
それにしても色がすごい…
最初見たときは「えええ…」っとちょっと引いたぐらい。
でも愛好家の人も多いみたいで、盗まれちゃったりしてるとこもあるようです。
写真に写っていない下の方に花びらが6枚。(TOPに貼った写真でわかるかな)
紫のダスキンモップみたいのが付いてるのが雄しべ。
先端の紫の部分は「葯 yaku」と呼ばれる花粉が入った袋なんです。
花びらの付け根に蜜の溜まる場所があってそこに蜂たち等がやってきます。
①そこにまずは先に成熟する雄しべが下がってきて、蜂の背中に花粉をつける。
(ダスキンモップの部分)
②雄しべが花粉を出し終えると今度は後から成熟する雌しべが下がってきます。
③雌しべには透明な丸いつぶつぶが見えてますが、これは「腺毛状突起」と呼ばれるもので、蜂が運んできた花粉がここにくっついて受粉するのだそう。
ただ、結実率はかなり悪いようです。
というのも蜂たちはともかく、こーゆう蜜の吸い方をする子たちが
いるせいじゃないのかな、と…笑 ⬇︎
2016/10/22撮影
ちょっと蜜を吸ってるとこを拡大してみます。
今年も会いました「ホシホウジャク」さん。 |
元ファイルがなくてJPGより拡大してるので画像荒いのはご容赦ください…
雄しべ雌しべに触れることなく、上手に花びらの根元にある蜜を吸っているのが
わかるでしょうか。
花粉運んでよ!!って杜鵑草の声が聞こえそうです…笑
普段から花とか虫とか撮るのは苦手なんですが、
ましてこの花の色…
で、去年もちょっと敬遠してたんですが
今年はそれを逆になんとかうまく撮れないもんかなぁと画策したところ
透明な丸いつぶつぶを発見。
(それでもやっぱりちょっと引いてしまう)
でもあわせて調べてみたら自然の「生きるための力」を
改めて感じたところです。
なんていうか自然て
生きるための力って凄いなぁ。
私も頑張らないと。
あぁ、もっと写真も文章力も…笑
こちらはまだ蕾。これからどんどん咲いていきます。
蕾にも腺毛状突起が見られます。
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