「花餅」hanamoti
撮影:三渓園,横浜市
三渓園にある「飛騨白川郷の合掌造り 旧矢箆原家住宅」
三渓園に行くと必ず立ち寄る場所です。
素朴な、でもがっしりした柱から漂う安心感とか
さりげなく飾ってある季節ごとの花の飾りとか
雨が降ってる時は軒先で藁葺きを伝って落ちてくる雨音を聞いたり。
(北海道出身だから?縁側とか憧れなんですよ)
昔の生活を感じさせてくれて、「自然を愛でる」生活を感じさせてくれる建物で
住んだことはない環境なのにほっとさせてくれる。そんな場所です。
今の時期は雛まつりの飾りがあって、3月5日まで飾られています。
あわせて囲炉裏の横に「花餅」が飾られていました。
花餅って??っと無知な私は今回初めて知りました。
日本各地にいろんな風習があって、こういったものを知るたびに
「日本っていいなぁ」と思うのです。
花餅とは ⬇︎
深い雪に閉ざされる冬の飛騨地方では正月に神様に供える花がないため、
脇から枝が出た木の切り株を山から採ってきて、餅をまきつけ花に見立てて飾る風習が昔から行われてきました。
その年の豊作を祈り、無病息災を願うための行事で、このあと花餅は、雛祭りの時に雛あられに加工され食べられました。
飛騨地方では昔は各家庭で作られていたものですが、
今は作る家庭も減ってきているそうです。
なので今は逆に子供達に体験させたり、花餅を作ろう〜的なツアーがあったり。
そのうち実際に飛騨へ見に行ってみたいです。
真っ白な雪に覆われてしまう寒い寒い冬の時期。
生花の代わりとして
華やかな新年を迎えるにあたりまさに花を添えてたんだろうな。
三渓園は梅が見頃になってました(2017年2月20日現在)
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