過去写真を漁ってたら国道駅の写真が出てきたので現像し直してupしてみる。
撮影したのは2014年。このブログを始めるだいぶ前。
鶴見線と京浜国道との交点にあることからその名前がついた「国道駅」
たびたびドラマや映画などにも登場していたり、昭和の空間が広がるところから見にくる人も多いローカル線好きにはよく知られた駅だけれど
この駅の外壁には第二次世界大戦末期におけるアメリカ軍機による機銃掃射の銃弾の痕が残り戦争の凄まじさを感じさせる。
(太平洋戦争による、と明記しているHPも多いのだけどここではwikipediaに倣う)
構内は昭和5年の開業時から部分的な修繕は入ってるようだけれど、建て直しなどはされていない。
薄暗い中で当時の流行りだったと思われるアールデコ調のアーチが際立つ。
当時の最先端のおしゃれな感じだったのだろうな。(昭和初期に流行っていたようで、この時期の建築物にはよく見受けられる)
地元の方かな。反対側へと通り抜けていった。 |
ベニヤ板で塞がれている所も当時は店舗が入っていて日用品などを扱った臨港デパートという商業施設も入っていたそう。
(資料がないかと探したけれど詳しいものは見つからなかった…)
駅のホームへと向かう通路から撮影。ホームはさらにこの上にある。 |
民家の入り口と思われるドアもある。まだ住んでいるのかな倉庫かな?
…と現像し直していて気づいた、二階部分のカーテンの隙間から室内が少しだけ見えている。どうやら住んでる方がいるみたい?
(2016年、改めて再訪したところ数軒の、表札+内部から漏れる明かりを確認しました)
薄暗い構内、そしてまわりは住宅街という事など考えて、昼間の日差しとか入るのかなぁ…とか頭に駆け巡り…余計なお世話ですみません^^;
提灯下の小窓から焼き鳥を買って帰る人もいた。(2016年撮影) |
現在は「国道下」という10人も入れば満席になってしまう居酒屋さんが一軒のみ経営していて、
居酒屋+お酒好き?な吉田類さんも来た事があるとか。壁には撮影などで訪れた有名人の色紙が沢山貼ってあるそう。
お酒飲めないし地元の常連の方が多いらしいのでさすがにまだ入った事はないですが…
いつか機会があればいってみたいなぁ。
構内から住宅街へと抜ける路地。正面が構内。 |
人気のなさと昼間でも薄暗くひんやりとする構内に昭和の香りが漂う看板。
開業当初はこの辺で一番人通りも多い場所だったというから、余計に現在の閑散とした雰囲気が切なさを感じさせる。
…またぜひ再訪したいなと思う。
撮影してたら目一杯ジャンプで飛び込んできた「コーンさん」(適当命名) |
と。いろいろ調べていたら、思いがけず再訪することに…!
2015年(去年ですね)にここを訪れた人のHPを見つけたのだけれど
そこにupされていた写真を見ると改札の木の柵がなくなってる…!個人的にそこもツボでお気に入りだったのに…!!
これは確認に行かなくては!っと慌てて再度行ってきました。
左が2014年撮影。右は2016年撮影。木の柵がなくなってる。 |
うわあ……。ホントになくなってる…。
確かに、便宜上なくても問題はないのだろうし老朽化とかいろいろあったのかも知れない。小さいパスモの改札がわかりにくかった、とか…
けど残して欲しかったー事情はあるのだろうけれどワガママだけど残して欲しかったー(泣
なんとも切ない…こうやって少しずつ少しずつ、時を経てゆくんだなぁ…。
参考リンク
鶴見臨港鉄道株式会社HP … 昔の国道駅構内の写真が数枚見れます。
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